○村田裕和さん

 村田裕和(むらた・ひろかず)です。今年(2013年)4月から北海道教育大学旭川校に着任し、あわせて北海道支部に入会しました。どうぞよろしくお願いします。

 研究は日本近代文学を専門としています。大正期のアナキストと当時の文化ナショナリズムについて考えた『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』(双文社出版)を2011年に刊行しました。

 最近は、1920年アヴァンギャルド以降のアナキズム詩人たちに関心を持っています。昨年度は「岡本潤の戦中・戦後 ―『襤褸の旗』の頃―」(『論究日本文学』96号)、「北総の詩人伊藤和はいかにして一揆の鐘を響かせたか」(『立命館文学』630号)などの論文を執筆しました。また、代表を務めている占領開拓期文化研究会から研究誌『フェンスレス』を創刊しました。現在は資料紹介を増補したオンライン版を準備中です。目次を下記ブログに掲載しています。


近代思想社と大正期ナショナリズムの時代

近代思想社と大正期ナショナリズムの時代